2021年1月25日月曜日

1986 Porsche 911 3.2Carrera Convert to sportomatic ⑧

 

何点かの不具合があり再入庫・・・・・。

1.冷間時に、クラッチから少し音が出る。

 シュルシュル~。

2.スピードメーターがおかしい・・・。

 低く表示される・・・・。



レリーズベアリング近辺の音なのですが、ベアリングの音ではなさそう・・・。

温まると消えてしまう・・・。

降ろしてみたところ、クラッチカバーがケースと少しこすれた個所を発見・・・。

ほんの少しですが・・・。

クラッチカバーを計測してみると、やはり少し変形があるようです。

アッセンブリーのリビルトミッションなのでそこまで見なかった・・・失敗。

ケースとクラッチカバーが恐ろしくタイトな所に収まっているので、熱膨張で

接触するレベルの問題です。


クラッチカバーとベアリングを交換。








マグネットキャリアディスクの不良

全部ではないですが、2か所のマグネットの磁気が弱くセンサーが反応していませんでした。

マグネットディスクの交換・・・。


作業を終えて、コントロールバルブの再調整。

これは、クラッチの繋がるタイミングをコントロールするバルブで

ストライクゾーンにあると、30度ぐらいでフィーリングが変化します。

マニュアル通り合わせたあと、走行して微調整していきます。

アップはともかく、ダウン時のタイミングは乗る人の感覚にもよりますが

気持ちよくシフトダウンできるタイミングを探すことが重要です。

決まると気持ちいいですよ。



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